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2010年 09月 02日
ホメオパシー療法がどうも最近朝日新聞で叩かれまくっている模様。
それに対して、日本ホメオパシー医学協会も黙ってはおられぬと反論しまくってるらしく、事態は泥仕合と化している。 まあ、冷静に考えればただの砂糖アメが効くわけねえだろと思うわけだが、シャオに言わせれば、ホメオパシーがここまでカルト的な人気を博したのには、それなりの理由があると思えてしょうがないのである。それは何か、と言えば。 独逸力である。 そもそも、ホメオパシー療法が開発されたのは、ドイツ人のハーネマンが、「鉛中毒になったら鉛舐めてみたらいんじゃね?」という、どう考えてもクレイジーな思想に染まったのがきっかけなワケだ。 が、もし。これがイタリア人のヴェロッキオさんだったらどうだったか。 イタリア国外では(フライフェイスの姉御に)「イタ公の言うことが信用できるか」と言われ、イタリア国内では「そんなマズイもん食えるかボケ」と言われて、石を投げられ路頭に迷い、ホントに鉛を飲んで自殺されるのがオチである。フランスでもあんまり変わらない。もっとも、ヨーロッパの中ではイギリス人はマズイもんを食いなれているようなので、いまだにホメオパシーに健康保険が効く制度を維持しつつ、身内から火を出したりしているらしいが。 しかし、繰り返すが、ハーネマンは独逸人である。 世界に冠たる独逸の化学と医学である。 なんかこー、無暗に説得力を増さないか。ハーネマンさんの鉛を舐めるというクレイジーな行為は、彼がドイツ人と言うだけで入魂の儀式となり、意味不明の治癒力を持つようになったと思ってもしょうがないのではなかろうか。 ちなみに、シャオはホメオパシーという行為自体を肯定しないこともない。「偽薬以上の効果はない」というのが日本医学会の見解らしいが、逆にいえば「偽薬程度の効果はある」となる。10000人に1人に効果だとしても、その効果の恩寵に属するのが自分ひとりであれば他はどうでもいいのである。シャオは別に「科学的に正しく」病気を治癒してほしいとは思わない。偽薬だろうがなんだろうが、治りゃーいいのである。 ただ、残念ながら薬と聞くと無闇に素性を知りたがり、判りもせんのに化学式までひも解いて、「なるほど!」と唸らなければ気が済まないシャオには偽薬としても無意味である。 あと、曲者なのが、例の「好転反応」という奴である。ホメオパシーが悪辣なのは、「レメディー(ホメオパシーにおける薬)を飲んでると、症状が悪化することがあるけれど、これは一旦毒素を全部体から抜き取るための症状なので放置して問題ない」というアレである。 常識で考えれば、症状が悪化するのは「必要な処置がされていない証拠、薬が効いてない証拠」と看做すべきなのだろうが、そこはハーネマンさん入魂の独逸力でカバーである。 漢方薬でも似たような言葉(「瞑眩」)があるが、実は日本の漢方薬は薬事法の関係上、その成分が突きとめられているものが殆どであるので、「好転反応」が出てもあまり心配することはない。もちろん、好転反応が出たからと言って治ってる証拠と言うわけではないので、いよいよとなったら医者に駆け込むだけのアップは欠かさない方が得策と言うものだと思う。 しかし、レメディーは、極論すれば砂糖アメである。砂糖アメを売るのに薬事法もクソもない。そして、砂糖アメを舐めてれば全ての病気は治る、と断言するのはいかがなもんかと思う。つーか、レメディー高っっっ!! 保険使って医者に行った方がよっぽど安く上がるぞ。 つうか、信じるなよこんな療法。 シャオは数年前から知っていたが、「誰がこんな療法に引っ掛かるんだろう?」と心底首を捻ってたものだ。まさか天下の朝日新聞がキャンペーン張るほど大問題になってたとは。ゆとり世代より何より、こんな療法を信じる人間が多数いるというのが日本人の知的レベルの低下ってのを物語ってて、そっちの方がよっぽど問題だと思う。 あと、これを書きながら、自分の中のドイツ人のイメージがカナリ偏ってるのに気がついた。
by shaonanz
| 2010-09-02 22:17
| 日記
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Comments(6)
そういや「ドイツ光線」という謎すぎる療法があったなぁ。
俺と同じ研究室にいた信州出身の女の子が「ドイツ光線を照射すればどんな症状でも治る」と本気で思ってた位に一部地域ではかなり信仰されている模様。 尚その子は死んだ小鳥までドイツ光線で生き返らせようとしたらしいが、そいつはさすがにドイツの科学力をもってしても無理だと思うぜ(^^;)
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ヴァソピーノレ右大臣
at 2010-09-03 09:24
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>10000人に1人に効果だとしても、その効果の恩寵に属するのが
>自分ひとりであれば オレは「効くか効かないか、確立は1/10000ですが大丈夫です」とか 言い放つ医者にはかかりたくないなぁ(笑) やっぱある程度は効果が確立されていないと医療と呼んではいけない ような気がするね。 ホメオパシーって「痛いの痛いの飛んでけ」と同レベルじゃね? 確かに病は気から、とかいうけど、これで医療名乗られた日にはなあ。
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Sin
at 2010-09-03 10:26
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わたしの脳内ドイツ人は、タイトルのアレとか、ブラックラグーンのアレとか、超兄貴のアノ歌で構成されています。
従って、ドイツはノリと自己陶酔と押しで構成されてると思い込んでます。 フーバー・キッペンベルグの印象があまり影響して無いのは何故なんでせう・・・
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shaonanz at 2010-09-03 22:04
>RYOKANくん
>ドイツ光線 あー。なんか聞いたことあるような。しかし、所詮は可視光線で何か作用が働くと考えると逆に恐ろしい。瞳なんてデリケートな部分に光が入ってきたら一発で光彩細胞とかやられそうだ。 死んだ小鳥って……いやまあ独逸ならもしかして。と思わせてしまうあたりが独逸マジック。
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shaonanz at 2010-09-03 22:09
>右大臣
俺だってヤダよ確率論まではっきり言われたら。そうじゃなくて、結果的に効いたらOKだという意味で。 つーのは、俺は「鍼治療」ってのを否定できないんでなあ。知ってる鍼医者がすごく腕が良くて、マジでギックリ腰ぐらいなら一回で治るんだよ。鍼なんてツボなんていう曖昧にも程がある概念に鍼をぶち込むというそれこそクレイジーなやり方なのに、治っちゃうもんなあ。あれが偽薬効果と言われても、シャオは通うと思うです。一回4,000円という施術代だけがネックなのだが…。(でも、変なマッサージ屋よりナンボかマシ)
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shaonanz at 2010-09-03 22:11
>Sinさん
いや、フーバーも確か西ドイツ製品には強いコダワリがあったはずだ(笑)。押し並べてドイツ人は「世界に冠たる」のを誇りとしている模様。でも、巨大戦車に「マウス」、無人ラジコン戦車に「ゴリアテ」とつける奴らのネーミングセンスだけは判らない。これも独逸マジックか。
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