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2010年 12月 15日
性描写漫画販売規制 東京都の条例改正案が可決、成立 この話題、無視してるようで実は結構ウォッチしていたんだけど、成立しましたか。やっぱりこれは「終わりの始まり」なんだろうな。シャオが呼んでる漫画では「あきそら」が読めないぐらいか。あれこそ近親相姦に男の娘にと規制対象テンコ盛り。あんだけムチャな設定してる以上、何か最後はオチがあると思って読んでるんだけど、やっぱり打ち切りっすかね。 実際のところ、シャオのへの影響は少ない。今さらマンガで欲情って年齢でもないし、何よりシャオは「近親相姦」だの「強姦」だの「同性愛」というシチュエーションが、全く持って性欲の対象とならないのである(だから「あきそら」を読んでるのは自分でも意外)。だいたい、出版自体が禁止されるわけではなく、18禁にゾーニングされるだけということなら別に何ということもない。エロ本買うのに照れる年齢じゃないしな。免許証ぐらい出しますよええ。 ただ、これが導入される経緯については大変に不本意。というのも、これを「撤回させる側」の立場に置かれた自分を想像したらちょっと萎えたからだ。今回の経緯を導入されると、有効な反論ができないのだ。 これは、東京都側が「正論」を言っているから反論できない、というなら納得もするし理解もするんだけど、事実は真逆。とにかく反対する人間を「エロが見たいだけ」「犯罪者予備軍」とラベリングし、徹底的に貶める。論理的に法律論で責めようとすると、徹底的に感情論のみで反論する(例:「同性愛はおかしい」「マンガを読む奴は根性曲がってる」)。 本来なら、どう考えてもマイナスポイントとなる石原知事や猪瀬副知事の発言は、叩く人間すべてをラベリングするリトマス試験紙として作用し、反応したら、どんなにロジカルな意見を言っても犯罪者扱いされる。 なにより性質が悪いのが、相手がデータを根拠とせずにゴリ押ししてきたのに押し切られたところだ。これやられたら勝てんだろ。そもそも説明責任がある側が、それを放棄してるんだもん。何か資料でもあればアラでも探せたが、何もなく「なんだか判んないけど、とにかくこれはエロいからダメだ」と言われた時、理論的に打てる手は何もない。せいぜいが「はぁ、アンタはそう感じるんですね。あたしゃそうは思いませんが」と言うぐらいしかないが、それは完全に負け惜しみにすぎない。 いや、繰り返すけど、この条例によってシャオが不利益をこうむる可能性は0%に近いし、エロマンガ自体を「表現の自由」という大層なカテゴリを出してまで守るべき価値があるとも思っていない。エロはエロだ。性描写があるマンガについて、シャオは「芸術的」だとは思う可能性はあるが、「芸術」とはカテゴライズしない。 ただ、よりによって公権力が「理論ではなくて感情で」動いてるってのが判るのは如実にイヤ。次に何が降ってくるか判んないんだもん。石原御大は「この条例で規制されるのを恐れるような奴は作家じゃない」とか言ってたらしいけど、じゃあ恐れずに描いて条例に抵触したらアンタは作者を「作家」として認めて褒めたたえるのか。そうじゃないだろう? 「確信犯」というレッテルを張って社会のクズ扱いするんじゃないのかい? 何より、そうやって無菌状態にして何が良くなるというのかという目的が不明。18歳まで性情報に触れないというのがどれだけ不自然なことなのか、自分の経験に照らして判らんわけではあるまい(だいたい、女子は16歳で結婚できるんだぜ。結婚ってのが何を前提としてるかは判るよな?)。 まあ仮に、18歳までのゾーニングが完全に功を奏して、全く性情報がなかったとして。18歳になったら一気に解禁すんの? それはそれで逆に物凄いリバウンドというか、逆の意味で変態性を助長することにならんかと不安に思うんだけど。 これがエロだから話が判りにくいと思うんで、シャオの実例を一つ。 シャオが生まれ育った街では、某教師組合の力が非常に強く、「偏差値」というものが徹底的に忌避されていた。したがって、シャオ達は「偏差値」で高校受験を行っていない。なんと「絶対値」でやってたのだ。自分の中学校のテストの点が80点なら、それは理解度が8割であることを示すと教えられた。例え平均点が90点でも。もちろん、無数にある中学校はそれぞれ独自のテストを作成しており、そこに統一感はない。 さて、なんとなく胡散臭さを感じつつ、なんとか公立の「自称」進学校に入学したシャオは、入学早々に行われた全国模擬試験で目を疑うことになる。テストの「点数」はそこそこ良かったのに、「順位」がメチャクチャ低いのである。おまけに、今まで全く知らなかった「偏差値」という訳の分からない数字が表示され、おまけに、大学の序列も点数ではなく、その「偏差値」というものでランキングされてる。え? 何コレ? 慌てて資料をめくり、初めて「偏差値」というものを知ったときのあの衝撃。正直思った。こんなんあるなら先に教えといてくれよと。 ついでに言えば、自称「進学校」である筈の我が高校の平均偏差値が、シャオが進学したいと思っていた大学とかけ離れていたのも愕然とした。ウソだろオイ。ここって、進学校じゃなかったのかよ? つまりはそういうことだ。「正しい情報」を与えられないと人間は「判断を誤る」。そして、「正しい情報」というのは、そう簡単に手に入らない。複数の「ジャマーとしての情報」を交差させ、それらが持つ情報のベクトルを見抜き、総合的に判断するのだ。そこに必要なのは明晰な頭脳ではない。「過去どれだけ、その情報に関わり」かつ「どれだけ失敗してきた経験がある」かが大きな判断要素になる。 平たく言えば、「無菌状態のまま培養されたモノ」は、「無菌状態を維持しないと生きていけない」のである。その覚悟が石原御大にあるとは思えないんだよな。東京都は強姦も同性愛も近親相姦もそして暴力もないクリーンな地区にできるの? それはなんという浄化作戦。汚物は消毒! できるわけねーだろおめでてーな。 それとも、いきなり18歳になったら自己責任の名のもとに、「雑菌」だらけの場所に放り出すの? それもっとヤバくね? 「性知識」というものを得るために、18歳を超えてから莫大な努力をしなければならなくなる。そして、単一の偏った情報を元にして「正しい」情報であると思い込む可能性は間違いなく増大する。 つまりは、「最初は無理やり強姦されてる女の子が最後には気持ち良くなって相手の事を好きになっちゃって今では二人ラブラブでっす♪」というストーリーを、「うっひょー、こうすれば女の子とラブラブになれる!」ではなく、斜めの目線で「そんな話あるわけないじゃん作者バカなんじゃないのつかそんなに自分に都合よく物事運ぶかよ」と判断できること。それこそが「青少年に求められる健全」と言われるものじゃないのか? (もう縁が切れてしまったが)シャオの大学の友人にガチでロリな奴がいた。もちろん18歳ぐらいの時だから、そいつが性愛の対象として見ていたのは女子小学生以下だったのだが、彼は高らかに「俺の精神条項は、『YES,ロリータ! NO,タッチ!』だ!!」と宣言したものだ。シャオは人生おいて、これほどまでに己の趣味嗜好を認め、それが社会通念上認められないことを理解し、その上で自分の生き方を規定していたヤツに、ある種感嘆に似た感情を覚えたものだ。こーゆー判断ができる人間にこそ、シャオは「健全」という称号を与えたい。そしてその判断は、彼が「色々な情報」を集めて、散々考えた末に到達した「結論」であり、少なくとも「情報の一方的遮断」からは絶対に生まれなかったであろうことも。
by shaonanz
| 2010-12-15 22:50
| 日記
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