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2011年 02月 25日
京都産業大学のバカ女が卒論を流用で済ませたと嬉々と報告(ハムスター速報)
うーん。京都産業大学ってそんなレベル落ちてたのか? シャオの時代は(いくら過当競争の時代だったとはいえ) 関西方面の私立大学じゃ関関同立(関西学院大学、関西大学、同志社大学、立命館大学)のすぐ下ぐらいのレベルで、そんなに悪いイメージじゃない。まあ、関西圏は京都大学というスーパーエリート校があり、その下に大阪大学という新・旧帝大が控え(いつ聞いてもこの意味だけは判らんが、シャオのオヤジの世代から言わせると真の帝国大学というのは、東京大学、京都大学、九州大学だけなんだそうである)てるので、どうしても関西の私立の扱いってのは「二義的な」ものになっちゃうんだけど。 というか、これって本当に「卒業論文」なんだろうか? 実際のところ、卒業論文を卒業必須条件としない文系学部は多いし、シャオ自身も卒業論文は書いていない。シャオ母校である法政大学では卒業論文なんぞタルい選択科目でしかなかったからだ。 しかも、「卒論」だから家に籠って締め切りまで論文かいてりゃいいのかと言えばさにあらず。「選択科目」であるからには、ちゃんと授業がある。伝聞形なので確たることは言えないのだが(繰り返すが、シャオさんは卒業論文を書いていない)、最初の1コマでテーマを確定した後は、徹底した論文指導が入るらしい。それは、句読点の打ち方から始まり、資料収集の方法やインタビューの練習(←凶悪。つまり、教わったことをもとに課外でそれを実践しなければならない)を繰り返し、半年も過ぎれば毎週毎週、出来上がった論文を指導教官に見せては卓袱台ひっくり返しを繰り返されて再提出(今のようにパソコンなどないから、コピー&ペーストなんかできない。ワープロは普及していたが、シャオの大学は論文であれレポートであれ、「手書き」」が原則だった。今では信じられない時代だぜ)を食らうという、「え? それ何の罰ゲーム?」とも言える授業と聞いていた。この試練に耐え、首尾よく論文を学会誌(出来による。普通は学部生の論文など、学内研究誌に掲載されるのが関の山なのである)に「受理」されても、いただけるのは通常の授業と同じ4単位。そりゃ割に合わんだろうというのが本音のところで。 ひょっとして京都産業大学って卒論が必須のものなのかなぁと思って、「京都産業大学 卒業論文」でググってみたら、(特にゼミの名前は秘するが)こんな文章がトップにあがってきた。 >演習IV >演習IIIで決定した内容にもとづき卒業論文を作成する。ゼミ員の卒業論文は卒業論文集として冊子にまとめ、各人に配布する。 節子。それ卒論やない。ゼミ論や。 心の底からえ゛ーな気分。下手したら卒業文集じゃねえかよそんなの。 その程度でいいのなら、シャオ達のゼミは毎月卒論書いてたわ。ちなみにシャオが就職活動の際、履歴書に書いたのは、「製造物責任法の解釈とそれによる社会的影響動向」とか、「選択債権における背信的悪意者の取り扱いについて」とか、「物権、特に所有権の移動時期に関する一考察」とか適当に見繕って10個ほど(なんせ専門課程の2年間、毎月書いてたもんで、ネタには事欠かなかった覚えがある)。履歴書見た面接官に「ずいぶん卒業論文書いてるねえ」と呆れられた。 言っておくが、シャオは履歴書に「書いた」だけで、それが「論文」とは一言も言っていないし書いてもいない。それを「卒業論文」と勘違いした採用側が悪いのである。もちろん、シャオが相手方の誤解を訂正する義理などない。いくつか質問されたけど、そりゃゼミ論で書いてるんだから答えられますわな。 というわけで、件の「卒業論文」は、単に「卒業論文」と呼ばれる「レポート」じゃないかと推測。まあ、カンニングはカンニングだけどね。 だいたい、何学部か知らないが、英語ではなく「日本語」で書かれた論文など、理系の人たちから見れば片腹痛いのではないかと推測。いや法学部は別よ? だって国内法だもーん。民事訴訟法や刑事訴訟法では「法廷では日本語を使用する」って書いてあるもーん。学会誌だって研究誌だって全部日本語だもーん。英語なんて使わなくていいんだもーん。(卒業後、国際公法とか国際私法とか刑事政策とか、法学部でも英語を使うコムズカシイ科目があるのを知ったのであるが。あ、あと著作権法も英語関係あるか) それにしても。あの小汚い字で書いたシャオの履歴書(まだエントリーシートなどなかった時代である)、まだピカチュウ社のどこかに保管されてるんだろうか。担当教授の推薦状と一緒に。退職するときに返してくれんかなあ。無駄に若気の至りが満載っぽくて赤面しそうだけど。
by shaonanz
| 2011-02-25 23:37
| ネット
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Comments(4)
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Chelsea♪
at 2011-02-26 00:25
x
私も卒業論文は選択制だったので、書かずに私学の雄を卒業しました。私が学生のときは、人の論文をそのままコピーして出す人がいたため、担当教員によって「手書き」「ワード」で出せという指示がそれぞれありましたよ~。
0
んー、学部によるんじゃないですかね。>京都産業大学
京産大の某理系学部ではよその大学で院生に教えるレベルのことを学部生に課しており、試験評価も一切の妥協無し、おかげで落第者と退学者続出も卒業生のレベルが上がったため企業からの評価が近年高くなり就職内定率がこのご時世の中で異例の高さ、と聞いてますよ。そのあたり、シャオ先生もご存知のあの奇人がこの大学でも講師を務めているから詳しい筈ですが。 理系は実験の結果をまとめないと論文にならないから、他人の完全コピーで卒論を済ませるのはほぼ無理だろうから、この種の問題はほとんど文系学部での話でしょうね。 理系でも最近は就職活動を優先するため研究室配属を希望しなかったり卒論を書かない学生が出てきているので、うちの大学の場合は(必修に指定しないまでも)卒論の単位を多めにしたりしていたような。
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shaonanz at 2011-02-27 21:13
>Chelsea♪さん
そのままコピーって、コピー機で? それは大胆な(笑) いくらなんでもコピーはまずいだろう。 Chelsea♪さんの時代にも手書きってあったんですね。まあ、それが一番確実っちゃ確実なんですが。
Commented
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shaonanz at 2011-02-27 21:18
>RYOKANくん
理系については、1学部に対する定員が少ないってのもあって「ズル」がしにくい構造的結果になってるのかもです。文系学部でも実験やアンケートが必要な論文もありますしね(例えば経済学部のマクロ経済や、マーケティング論なんかは必要でしょう)。 しかし、RYOKANくんの言われるみたいに、理系でも研究室配属を希望しないってのはちょっとなあ。だいたい、大学が「就職予備校」」みたいになってるのもどうかと思うですよ。大学の使命は「研究」であって、それの余技として「就職」があるのが理想像だと思ってるので。
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