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2011年 08月 15日
この間、ちょっとした贈り物を貰った。ちょっとした―違うな。かなり立派な贈り物をいただいた。配偶者ともぐもぐ、「おいしいねえ」なんてひとしきり盛り上がって食べたりして。 で、まさか貰いっぱなしと言うわけにもいかない。正式なお礼はまた後日にするとして、すぐに残暑見舞いを兼ねたお礼状を書かねばと思い立った。幸い、こういう時の為にシャオのPCには膨大なイラスト・コレクションがある。しばらくデザインを悩んで、決め打ちで印刷。がさー。 で。ここでハタ、と困ってしまった。 残暑見舞いを兼ねているとはいえ、基本的にはお礼状である。となると、表書(要は相手方の住所や氏名ね)も、そして文面も、手書きで書いたほうが良くないか? いや。今、シャオの文字を知ってる人間から「お前が言うか」とツッコまれた気がした。えーそうですよ。私ゃ字が汚いです。悪筆を通り越して悪代官クラスの文字の汚さですとも。しかし、こーゆーのは気持ちだ気持ち。とりあえず一枚無駄にするつもりで書いてみる。 あれぇ? いや、相手はシャオの文字の汚さはよーく知ってる人間なので、今更カッコつけようとは思わない。おまけに、彼女は書道の高段位者(6段だっけ、師範代だっけ、とにかくそのへん)で、ヘタなごまかしでもした日には余計失笑を買う。 それにしても、こんなに俺、文字、汚かったか? いや、汚いのは元からだ。そうじゃなくて・・なんというか、これって、俺の字? 完全に無機質な文字を見つめる。昔は、もうちょっと、なんというか「ああ、これはシャオの字だな」って一目で判るような文字で手紙を書いてたような気がするんだが。 ちょっとそう考えて・・・で、愕然とする。そういや、俺、自分の手書きで「文章」を書いたのってどれぐらいぶりだ? いや、そりゃ、会社で議事メモとか、伝言メモとかはボールペンなり万年筆なりで書く。書くけど…それって、いわゆるPCで清書を前提とした「メモ」なんだよね。だから、基本的に文章を書くことがないのだ。だって、議事メモ作る時に一々文章で書いてたら追いつく訳がない。単語と単語を、色んな記号で結びつけて殴り書いてる。公用文は、よほど儀礼的なものでもない限りワードで作るし、プロトコル上、「よほど」の事態が起これば、総務部の「祐筆」と呼ばれる人にお願いする。とすると…うひゃあ。俺、10年以上、自筆で「文章」を書いてないぞ。 何枚か書いて、一番「マシ」なのをチョイスしたんだけど…。ううむ。郵便ポストの前でイマイチ悩んでしまったシャオさんであった。 デジタルで綺麗な字と、手書きで汚い字、どっちが貰って嬉しいもんなんだろうか。しかも、シャオの字ってのは所謂「マンガ字」なんだよなあ。いい加減、中年にさしかかったオッサンが書く文字でもないような気がしてきた。日ペンの美子ちゃん(ってまだあるの?)に弟子入りでもするか、と真剣に考えてしまった(暦上は)秋の夜であった。とってんぱらりのぷう。
by shaonanz
| 2011-08-15 22:12
| 日記
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Comments(4)
Commented
at 2011-08-16 01:33
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
you
at 2011-08-16 06:12
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それは、手書きの方が喜ばれるのでは?
私はそう思いますけど…(^^ゞ 個人的には今までもらった手紙とかでも、手書きの方が嬉しかったりします。
0
Commented
by
shaonanz at 2011-08-18 21:14
>匿名希望様
いやー。字が汚いのに事務職やってますよ? ああ、パソコンの普及に間に合ってよかった…(笑) 私的なのはやっぱり手書きが嬉しいですよねー。自分の経験からも、そっちの方が嬉しいのは判るんだけどなー。ただ、俺の字で貰っても嬉しいのか、という気はすごくする。
Commented
by
shaonanz at 2011-08-18 21:16
>youさん
お相手から今日メールが来て「ブログ読んだわよっ! まだ届いてないけど手書きの手紙、楽しみにしてるからねっ!」(意訳)だそうです。やっぱり手書きの方が嬉しいもんなんかなあ。現物みたら怒りのメールとかくるような気がしないでもないですが(笑) 字が上手な人に手書きの字を出すのはやっぱりちょっと躊躇するところが。
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