2006年8月6日。長崎・稲佐山。22:30。
20年間続いてきた、さだまさしの「長崎から」は、数度にわたるアンコールで幕を閉じようとしていた。
最後の「奇跡~大きな愛のように」のエンディングが終わり、さだまさしは観客席に大きく手を振り、袖に消える。
みながいっせいに涙ぐんでいた。これで終わりだ。
その時。
誰かが叫んだ「さださーん!やめないで!!」
それはみんなの心の中の叫びだった。空気はうねり、みなが口々に叫ぶ。「やめるな」と。
警備員が、出口に誘導するが誰も従わない。相次ぐ拍手と叫び。
舞台にスポットが当たる。
さだまさしが出てくる。熱狂的な拍手。
まだ熱気が残るステージの上で、さだまさしはマイクに向かって、涙ながらに叫んだ!
「みんなーありがとー!
おれー、やきゅーやるよ!!」
・・・・・ホントにこんな終わり方だったら神認定。