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2007年 02月 04日
どーもここんところ集中力がなく、仕事に支障をきたしかねなかったので雑誌ぐらいしか読まなかったんだが、いきなり活字読みたい欲求がMAXになったんで(活字中毒者は定期的に活字をある程度読まないと禁断症状が訪れる)、前から気になってた「春期限定いちごタルト事件」を購入。 フレドリック・ブラウンの時も思ったけど、あなどれん創元推理文庫。地味なんだけど、確実にツボを押さえる本を出すもんなあ。 基本的には「人が死なないミステリー」。淡々と事件の顛末を描くその文体と、「とある事情」があって、小市民的目立たない生活を心がけている高校生の男女二人の行動が妙にあってて、なかなかヨロシイ。まートリックは、ありていに言って「フツー」なんだけど、最近意外と、こーゆー普通のミステリってないんだよなあ。 というわけでオススメです。薄い割に580円と高いのだけがちとネックか。でも、その価値は十分にあると思います。
by shaonanz
| 2007-02-04 22:13
| 本
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Comments(4)
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by
ほの
at 2007-02-11 11:24
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そんなわけで、買ってみました。まだ一章しか読んでませんが、ジュブナイルというより、やっぱりラノベ感がやや強い印象を受けますね。特に主人公のキャラクターが。というか、キャラクター小説の流れを確実に汲んで書かれていますよね。いや、それはそれで嫌いではないのですが。要は面白ければなんだって良いので。
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Commented
by
shaonanz at 2007-02-12 20:36
>ほのさん
もう読まれましたか? どうです? ほのさんは色々難しい本を読んでおられるのでヒヤヒヤなのですが、確かにジュブナイルというよりはラノベテイスト漂いますね。この辺の関係については、また書くかもです(気が向けばですが)
Commented
by
ほの
at 2007-02-12 20:56
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そんなわけで読み終えました。
んー、仕掛けは、谷川の方がわたしは面白いなあ。『学校を出よう』シリーズとか。 いや、面白くはあったのですが、一つだけ言って良いなら、一人称でやってる割りには主人公の心情にちっとも近づけないのが難かなあと。なんと言いますか、ミステリテイストに重きを置いてるが為に、その辺がおざなりになってる感が。 んなわけで、次巻を読むべきか悩み中のわたしがここに。
Commented
by
shaonanz at 2007-02-14 22:56
>ほのさん
そうですね。確かに一人称の割には淡々としてますなあ。通常、一人称の視点は読者と重なる(ハルヒのキョンがまさにそれ)なんですが、それが違うのは違和感を感じる人もいるかもです。 あ、我輩、「学校を出よう」シリーズは挫折しました。ブラコンの妹の幽霊というだけでかーなーり違和感が。リアル妹を持っているせいですかね?
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