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2008年 11月 11日
未だにがんばってエアコンをつけていないシャオのマーシャル・ルーム。とはいえ、家にいる活動時間の殆どをココで過ごす(ギター・小説・マンガ・フィギュア・PC等シャオのガジェットが集中している故)こともあり、さすがに昨今の寒さがめっきり身に染みてきた。
ただ、夏と違うのは、シャオがエアコンの効かない前居(冷房はともかく、暖房は隙間風だらけで効かなかったのだ)でも最終兵器として使用していた灯油ファンヒーターを保有していることだ。配偶者から大変冷たい視線を浴びながら(彼女の「シンプルでないもの・部屋にある邪魔なもの」に対する感情は憎悪と言っていい)確保していたのが役に立った。さっそく納戸から引きずり出し、電源コンセントを差し込む。すぐにスイッチを押・・・そうとして神経回路の微弱なパルスがシャオの記憶視野を刺激する。なんか忘れてる気がする。 灯油残量を見る。うん。タンクに半分入ってますね。これはいい。ベストな状態だと言っても過言ではない。 問題は、それがいつからタンクに溜まってたということだ。 そんなもんは判りきってる。引っ越してから灯油を買いに行った記憶がないということは、どんなに新しくても今年の3月、引っ越した時に残ってたのがそのまま残ってるとしか考えられない。(待てよ。つーことは、俺は灯油ファンヒーターを灯油が入ったまま引越し荷物にぶち込んだということか。結構デンジャーなことやってるな) 一瞬の躊躇い。いやまさか。でもそんな。ガソリンじゃないんだし。まだ11月だからえーと9ヶ月しか経ってないし。「はい煙吹いた! 今君のファンヒーター煙吹いたよ!」とか松岡修造テンプレにはならないだろう。ならないんじゃないかな。 ネットで検索すると「劣化するから早く捨てれ」派と「別に普通に使ってますが何か?」派が信者別に物凄い抗争を起こしてる。つまり確率は50%。これはアレだ。爆弾処理で青と赤のリード線を切るようなもんだな(違う)。 人生へタレ街道をまっしぐらに進んでいるシャオ。通常ならそのままガソリンスタンドに行って廃油として引き取ってもらい、新しい灯油を購入する。だが、最近の諸事情によるめっきりオモシロな自分の経済状態が脳裏をよぎる。財布の中身と安全性どっちをとるか。答えはわかりきっている。 躊躇いを振りほどくと、そこには雄雄しいシャオがいた。ゆっくりと(とはいえ万が一の場合を考え、吹き出し口の裏側から)ファンヒーターに近づき、スイッチをゆっくりと人差指で押す。 かちかちかちかち・・・・・・ぼっ! 多少不穏な音と共に、ファンヒーターは無事稼動した。これでこの冬も乗り切っていけそうだ。 ところで、当たり前に納戸にはずっしり重い灯油ポリタンクがあるわけだが。冷暗所に保管していたとはいえ、あの酷暑を乗り切ってるわけで。どうしたもんかなー。いや多分使うけど。
by shaonanz
| 2008-11-11 18:15
| 日記
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Comments(2)
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