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2007年 01月 21日
見てまいりましたよ。公開初日に「マリー・アントワネット」 感想:池田理代子の爪の垢でも飲んどれ。 シャオは、映画の最中に携帯を開けるなど論外(マナーモードにしてても光が漏れる)だと主張する。いびきをかいて眠るぐらいなら家のベッドに帰ればいいだろうと思う。例え映画が終わった後の、スタッフロールの最中でも、席を立つ観客を無粋だと思うし、少なくともつまらなかったからと言って大声で終わった途端批評するのはナシだろうと判っている。自分が感じたように他人が感じているとは限らないのだから。他人の余韻に水を指すような言動は慎むべきだ。 スタッフロールが終わり、明かりがついた瞬間、上記のようなシャオの考えを熟知しているはずの会社の後輩は、首筋に匕首を突きつけるときによく似合う視線をシャオに浴びせながらこう言い放った。 「はっきりさせておきたいんですけど、この映画はあたしが見たいって言ったわけじゃないですよね?」 ・・・・・・・・・正直スマンかった。 主演のキルスティン・ダンストはシャオのお気に入りの女優さん。いやぶっちゃけ演技下手なんだけど(日本人であるシャオにわかるぐらいだから、多分大変なダイコン)、コケティッシュというか、なんかエロかわぃぃというか。声もエロ~いアルトでなかなかよろしい。エターナル・サンシャインで見てからファンになった(スパイダーマン3を見た友人からは実に不評だったのだが)し、ウィンブルドンでは相手役のポール・ベタニーに嫉妬すらした。 ただ、コイツに14歳の役をやらせるのはいくらなんでも無謀ではなかろうか。 この映画、ストーリーの起伏というものが存在しない。ただただただただ宴会のシーンが続く。その度に着飾るキルスティン。宴会。着替。宴会。着替。スーパージョッキーか。 フランス革命という、誰でも知っている歴史的事実を料理するのが難しいのは判る。だけど2時間のうち1時間半が宴会のシーンというのは、いくらなんでもやりすぎだろう。妙に時代考証にこだわり、バニエや巻き髪を再現しているため、キルスティンの現代的なコケティッシュさがまるでないし、実際のベルサイユで撮影するために労力を使い尽くしたのか、調度類の出来があからさまにチープ。どう見ても安ガラスのシャンデリア、イミテーションとすぐわかる宝石、そして金色を吹き付けただけ(金メッキですらない)の寝台。 そして最後の30分でいきなり王妃としての責務に目覚めるって、全然説得力ありません。例えば有名なベルサイユでのバルコニー事件。押し寄せた暴徒に対し、バルコニーで王妃が一礼すると、それまで「アントワネットを殺せ!」と喚いていた民衆が威厳に気おされ、「フランス王妃万歳!」と叫ぶという事件は、後半が「フランス王妃万歳!」ではなく「あいつらをパリへ引き戻せ!(go back to the Paris!!)」と変わっている。いや煽ってどうするか。 そして唐突なエンド。久しぶりに自分のあごが落ちる。たぶん横には「カックン」という書き文字がでてたに違いがない。 カンヌ映画祭でフランス人からブーイングが出たって聞いたけど、無理ないなあと実感。例えば日本の江戸時代の皇室の様子が映画化されたと聞いて見に行ったら、コン・リーが主演で中国語喋って皇居で満漢全席食ってたら、ブーイングじゃ済まない。たぶん次の日には右翼の街宣車が映画館に特攻してるだろう。 一応ネタバレはしませんが、映画館どころかレンタルでも見るのを躊躇う一品。一応2グエムル(グエムルより2倍よい)を進呈するが、これはキルスティン・ファンのシャオだからの評点で、ストーリーだけならグエムル圧勝。
by shaonanz
| 2007-01-21 01:38
| 映画
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