shao的場末雑感
2022-10-17T17:51:31+09:00
shaonanz
シャオ:197×年生まれ。♂。ゆる~く参ります。日々の瑣末な日常ネタなど。
Excite Blog
初恋の終わり方(2)
http://shaoz.exblog.jp/241619052/
2022-10-17T17:51:00+09:00
2022-10-17T17:51:31+09:00
2022-10-17T17:51:31+09:00
shaonanz
日記
かつて、こんな文章を書いた。
いささかフィクションも混じっているが(シャオは基本的に本当のことを丸のままブログに書かない)、まあ、概ねはあたりという感じであり、最後の締めの言葉である「多分、彼女の人生とシャオの人生はもう交わることはないだろう。中学生時代、シャオが心に秘めた想いを知らずに、彼女の中のシャオは、「過去の良い友人」という立ち位置で変わることはない。」と書いたのは、当時の偽らざる本音であり、また、それはそれでいいのではないかとも思うことではあった。
が。それから幾星霜。つい過日のことだ。
シャオさん、思い切り本人にカミングアウト・バイ・ザ・電話。
いや、この文章を書いてから12年(!)。そらもう色々なことがあり、なによりお互いの立場が大きく異なってきた。彼女は、いやお前そこまで行くか的なポジションまでつけ、シャオはシャオで、まあそこそこの規模の仕事を切った張ったしつつ、得意の(!)英語を(!)駆使して(!)インターネッツでグローバルなイノベーションをアウフヘーベンするお仕事をしてたりする。彼女の家庭も成熟し、シャオの家庭も安定を得た。
そして繰り広げられる電話合戦って何ゆえホワイ。彼女曰く「シャオ君と話すときって頭使わなくていい」という、誉め言葉だか何だかわからないお言葉をいただきつつ、なんだかんだで電話連絡が増えてきた。
いや。誤解しないで欲しい。
いくら深夜におけるハイテンショントークを繰り広げたからと言って、「実は…」などとシリアスな切り口で話したわけではない。というより、彼女の方が「シャオくんって、ブログにあたしのこと書いてたよね?」と何回か聞かれ、はぐらかし、躱し、逃げること数回。が、結局のところブログの存在を知られている以上、抵抗するにしても限界がある。数回目に聞かれた時にブログ名と当該記事「弥生薫シリーズ」の場所をゲロったというのが真相。まあ、あの「銀色の季節」はほぼ脚色が入っているとはいえ(普段のブログも無意識にウソを混ぜるのに、小説仕立てにしているのを真実ばかりと思う方がどうかしている)、モデルとなった本人だけが知らんというのも後ろめたかったし。
軽く読んだ後、彼女は大きな声で叫んだ。
「え? シャオくんって。
あたしが初恋だったの?」
あー。すまん。
あなた以外の同級生の全員が知ってると思うよ?
耳に入らなかったとした理由としては、特に高校時代、俺がいわゆるスクールカーストに於いて「かなり特殊な位置」を占めていたからだと思う。上位にいるキラキラ学生ではなかったものの、では下部かと言うとそういうわけでもない。普通かと言えば絶対に違うし(キョンや折木奉太郎のように、一般人こそ目立たない、というのは学校生活においては多分嘘)、目立ってはいるが、かといって嫉妬もされない微妙かつ絶妙に、それでいてある程度受け入れられるポジションに付けていたからだと思う。考えてみればシャオさん「好きな女はいるのか」という話題を振られた覚えが全くない。そういう場からは逃げてたと言うのもあるが、それにしてもここまで記憶がないのも珍しい。
つまり、俺がAさんのことを好きだというのは、おそらく全員共通のフォーマットであり、極論を言ってしまえば「わざわざそんな当たり前のことを話題にせにゃならん」という認識だったのではないか。これが、俺の方が尽くして尽くして健気な努力をしてればまだ話題にもなりそうだが、なんせ本人たちは普通にヘラヘラと仲が良いのだ。鮮明に覚えているが、中庭にいた時に、衆人環視の中、学校一と称される美少女が、上から「シャオくーん! 手紙! 受け取って!!」とか手紙をぶん投げてきた(よく考えたら、中身次第では危なくないですかtoAさん)のを受け取った時、周りの連中が「………お前たち……まさか付き合ってるとか…」と聞いてきた。「ない」「だよなあ!」と一瞬で納得されたとき、こいつらどうやったら苦しんで逝ってくれるかと本気で考えたのはともかく、「当たり前のことを話題にしない」というレベルの話なのだとは思う。
また、俺の方が超絶イケメンであれば、女性陣から「キー!なによあの女!顔がいいのを鼻にかけて許さん!」とか言われたのだろうが、あいにくその手の存在はシャオさんにはいなかった(俺の名誉のために言うが、それなりに女生徒には受け入れられていたと思う。思わせてくれ。いや多分。もしかしたらきっと)。かくて時は流れ、平穏を得たシャオさんではあったのだが。この年でこんな話になるなんてなあ。
一応(まさかとは思うが)、ちゃんと言っておくが、俺も彼女もそこまで無分別ではない。彼女曰く「うちのダンナは世界一イイオトコ」と言わせしめる(いや話を聞くとマジで顔も心もイケメン)立派な配偶者がおり、俺は俺で「うちの奥さん、一緒にいてマジで面白いことには自信がある」という、シャオさんにとって居てくれるだけでありがたい配偶者がいる。だから線は交わらない。これは断言できる。
だが、初恋の終わり方が進化したのも事実だ。
それも、シャオにとっては、ものすごく「面白い」方へ。
そう考えると、長生きも悪いもんじゃない。まだまだ、ワクワクすることがたくさんあるのだろう。
]]>
久しぶりの更新です(2)
http://shaoz.exblog.jp/21584524/
2015-08-26T18:11:18+09:00
2015-08-26T18:11:21+09:00
2015-08-26T18:11:21+09:00
shaonanz
日記
リンコさん発狂説。お前の音楽感はソレなのか。
(あ。オチはありません)]]>
久しぶりの更新です。
http://shaoz.exblog.jp/21578343/
2015-08-24T19:38:18+09:00
2015-08-24T19:38:17+09:00
2015-08-24T19:38:17+09:00
shaonanz
日記
やっぱり俺にはリンコしかおらへんのや!
我ら精鋭ラブプラスオタ! そこらのニワカとはちょと違う!
なまじDS買えたから、amazon経由で地獄行き!
(あ。オチはありません)]]>
関白は宣言し、失脚し、そして敗北する・・・のか?
http://shaoz.exblog.jp/21220291/
2015-05-12T20:04:00+09:00
2015-05-12T22:17:38+09:00
2015-05-12T20:04:34+09:00
shaonanz
日記
さだまさし?なにそれ美味しいの?という方々にはスルー推奨。
☆
ようこそおいでくださいました。ありがとうございます。音楽会なのに入場者の年齢を制限することは、とても変なことです。もしかすると間違ったことかもしれません。そこで、蛇足ながら、僕自身のこのコンサートに向かう気持ちを、聞いて頂こうと思います。
ある時、「私の娘が大変あなたの歌が好きなのです」と、僕にサインを要求する中年の男性に出会ったと思ってください。更にその方は「私もあなた歌は気に入っているのだけれど、コンサートは若い人たちばかりだろうし、一度も行ったことがない」と続けます。「ま、我々の世代には会場は遠すぎる場所ですよ」と・・・。
またある時、前の男性より少し若い女性と、喫茶店で出会いました。その女性は、近頃、子供が幼稚園に通うようになり、その分手がすいたのでレコードを聞いたりするのだけれど、コンサート会場には照れが身に染みてしまって、とても行けない、といいました。
コンサートには若い人が多い。それは確かです。ですが、年配の方も意外に多いものです。昔から日本人には「若い者」との間に一線を引きたがる人が多く、「若い者」とともに何かをすることを恥と受け止めてしまう傾向にあるようです。
もしも、と我々は考えました。もしも、そういった遠い場所の人々、我々の手で現場に引っ張り出せることができたなら・・・と。仮に年配の方々が音楽会にやってくる。(もちろん、さだまさしのコンサートに限らず、です。)そうすれば、音楽会の客層が変わってくる。従って送り手も変化する。これは革命ではないか!と・・・。
ま、それほど肩に力を入れずとも、音楽には本来年齢の制限などあろうはずがありません。それを確認するために、あえて制限してみたのです。
30歳以上、としたのは、ビートルズ「革命」を基準としましたので、本当は35歳以上と言うべきなのですが、話がこじれるので、切りのよいところにしました。
ビートルズの出現は、それ以後の音楽の受け手の態度を一変させた、と思います。ビートルズ以前の、或いは、第二次世界大戦以前の青春たちの持つ音楽に対する態度と、ビートルズ以後は次元が異なってしまったのでしょうか?
どうぞ街に、音楽会に出てきてください。これ以上、若い者を放り出さないでください。世代で世界が区切られるのは不自然です。
お互いに、先入観や思い込みで、相手を切り捨てたり切り捨てられたりするのは、もうたくさんだと、そう思うのです。
今日は、本当にありがとうございます。
<さだまさし「さまざまな季節に」 コンサートメッセージ>
これがいわゆる、さだまさしの「30歳以上の方のコンサート」に対するメッセージである。
当時、シャオはまだ小学生。が、この文章を読んだときには震えが来た。なんとこの人は高潔な考えの持ち主なんだろう! 30歳以上のおじさんやおばさん(小学生から見れば30歳と言うのは立派なおじさんやおばさんである)にも、音楽を伝えようとしている!
が。
今や立場は逆転し、さだまさし氏自身が還暦を超えた現在、皮肉な逆転現象が起こっている。「ま、我々の世代には会場は遠すぎる存在ですよ」と言っていた世代が、クレジットカードを背中にコンサート会場へ足を運び、逆に若者に対する彼の存在は、ありていに言って「ダスキンのおじさん」であり「北の国からの主題歌を歌った人」なのだ。
これではマズイと思ったのだろう。結果、今年、彼は「U-30のためのコンサート」を企画した。オールスタンディング、ライブハウスでの東名阪ツアー。そして参加条件は「30歳以下であること」そして。
「自分が30歳以下であると公言できる人(笑)」
(笑)、じゃねーよ、と吐き捨てたのはシャオだけか。
違うだろう。それは違うだろう。かつてあれだけの高潔なことを言い、当時音楽に縁遠かった人々に「コンサートに来てくれ」と願い(記憶は定かではないが、社会人の方が来やすいようにと曜日も配慮されていたはずだ)、音楽、というものを広めようとしてきたあなたが、あなたがそれをするのか! と絶望に満ちた呻きをあげたのは、本当に俺だけなのか。
当時、どうか若者を放り出さないでくれ、と言っていたあなたは、今回のコンサートで中途半端な条件を出し、ある意味で若者を放り出してしまったのではないか。いやわかるよ。もう俺も大人になったんだ。本人のプライドとか、まあ営業の都合とかいろいろあるだろう。判るけど。判るけどもさあ!そこは売らないでほしかった、そこだけは、そこだけは違うだろう。それを言ってしまったら、「敗北宣言」なのではないか。自力では若者を集められない、という意味の!
さだまさしの曲は、一時期「軟弱」と呼ばれたように、実に淡い曲調のものが多い。しかし、それは実は骨太で、立体的に組み合わさった骨組みに、淡い壁紙をはったものなのだ。クラッシックやフォークソングに対するアンチテーゼとしては、ロックンロールに近いと言っても過言ではない。
だからここは言いきってほしかったのだ。「30歳以下の方は今回、入場をご遠慮願います」と。
集まる数は少ないかもしれない。だが、さだまさしの曲は20年経とうが30年経とうが絶対に通じる。当時小学生だったシャオの魂を掴んで20数年離さなかったのは、あなたの曲なのだ。今の若者が聞いていてわからない、なんてことは絶対にない。
そうすれば、今回集まった「若者」が、次のコンサートには誰かを誘ってくるかもしれない。そのチャンスともいえる企画を、あなたは、自ら貶めてしまったのだ。
今回の騒動で、色々な方の意見を見た。だいたいは「まあ営業の都合だよね」という話であり、或いはまた「別にぜんぶのツアーがそうでもなし、数回のコンサートの条件に何を目くじら立ててるんだ」という話であり、また、「まあこれもアリでしょう」という話である。それで大人になる気なら、ついでにここで僕を捨ててしまえ、と夢の轍ネタでシャウトしたい欲求を感じる。
今回、このコンサートに行かれた「30歳以上の方」に対する誹謗は全くない。だって、ルール違反じゃないもの。自称でOKですよ、と企画サイドが言ってる以上、入場するのもOKなら「楽しめなかった」と感想を書くぐらい当然だろう。また中途半端にチケットの値段高いし。(本気で若者を集めるなら、ドリンク込みで3,000円ぐらいだろうか) もちろん、費用対効果というものがあるのは資本主義で育ったシャオ自身よく知っている。だが、それは、こういう企画に当てはめてよいものか。
繰り返し言う。違うだろう。それは違うだろう。
年齢制限を「あえて」かけることにより、その差をなくそうとした「30歳以上の方へのコンサート」
かたや、年齢制限に実質上縛りをかけていないのに「U-30の方へのコンサート」
中身は全く別物である。そこがシャオには、歯がゆく、そして悔しい。
「それはお前の理想のさだまさし像」であって、「現実のさだまさし氏がどう動くかは別問題だ」という意見は実は正鵠を得ている。だが、せめて「失望した」と意見を表明することぐらいはよいだろう。
かつて、さだまさし氏の運動に「ピース・スフィア」というものがあった。その当時、結構な議論になったのだが、シャオは静観を決め込んでいた。今にして思えば、それは「彼の音楽」と「直接かかわりがなかった」からの「静観」だったのだなあ。今回の騒動で、言ってしまえばシャオは、自分の音楽の根源的なものに衝撃を受けたのだ。
なあ。ありなのか。そして、そして。
ステージから見たあなたの風景は、その昔、「30歳以上の方のコンサート」見たものと比べてどうだったんですか?
この結果に、あなたは満足しているのか?
そう問いたい。他の誰でもない、歌っている「あなた」にへだ。
]]>
恨ミシュラン(1)
http://shaoz.exblog.jp/21188931/
2015-05-03T22:01:00+09:00
2015-05-03T22:03:30+09:00
2015-05-03T22:01:09+09:00
shaonanz
日記
およそシャオにとって、旅先での食事というのは「行動力を確保するカロリー源」という以上の意味をほとんど持たない。何故なら一人旅が殆どだから。
そんなわけで「朝:クリームパン、昼駅そば、夜は松屋」という旅が平気で強行されることになる。かといってそこまで貪欲に観光地を回るでなし、さらに今回の旅行は東京。だいたい、シャオが東京にいく、という場合は殆どが「東京の雰囲気に浸りに行っている」だけでなので、大変にローコストな食費で行っていた。
が、このGW連休の前半に東京に行った旅行はそういうわけにはいかなかった。
その主因は、配偶者という同行者の存在である。マグリット展を見に行く、という共通の目的があり、夫婦関係がある以上、いくらなんでも「国立新美術館集合、同地解散」とかの格安ツアーを組むわけにはいかなかった。
というわけで、今回は180度方針転換をし、「どうせなら一生に一度くらいものごっつ食事に拘った旅をしよう」がテーマとして配偶者から示された。このテーマを出された時、いかに東京の食事というのがマズい リスキーなのかを説明したつもりだったが、彼女の熱気に押され、かつ、結婚後、別の女性とちょくちょく東京で食事に行っていたことまで言及されればシャオに拒否権はなく、彼女の要望を全面的に受け入れることとする。
というわけで、以下羅列。ちょっと迷ったんだけど基本的に店舗名は実名でいくことにする。一消費者の戯言として聞いてもらえると嬉しい。
本家「恨ミシュラン」に従い、恨み度を★であらわし、5を最高点とする。当然、星が多ければ多いほど「俺はいかない」度数が高い。
1食目:神田・藪蕎麦
というわけで、東京到着後、昼食を取りに行ったのが神田の藪蕎麦。
神田の藪蕎麦といえば、蕎麦が好きというやつなら聖地といってもいいほどの至高の存在。無論、かの「美味しんぼ」にも登場し、その創業120年の出汁のいわれを語られたりしていた。
その後、文字通り身から火を出して、出汁はすべて失いすべて全面改装したのがオチだったりするのはともかく。
まず、祝日に行ったせいか「たかが蕎麦」を食べるのに行列があるのにびっくりする。東京クオリティに目をくらませつつ最後尾に。とはいえ、列はスムースに運び、30分後には店の中に。
シャオ達がオーダーしたのは「かまぼこ」「天ぬき(天ぷら蕎麦から蕎麦を抜いたもの)」そして「せいろ」をそれぞれ一枚ずつ。
……無駄に貶める気はない。
すべてのオーダーがきちんと時系列順に出され、それぞれが一流の仕事をしているのが如実にわかる。はっきり言うが、この店よりちゃんとした蕎麦を出す店はそうはない。
が。
食事後、シャオと配偶者は「かまぼこと蕎麦湯が美味しかった」と共通の感想を漏らしていた。
なんというんだろうか、上品すぎてフックにかからない、という論評が一番適切か。うん、値段もそんなに大したことはない(東京基準で)し、一人でお爺さんが日本酒とせいろで粋に飲んでたのもカッコよかったんだけど、あえて言います。並びますかコレ。そゆもんですか。
あと、これは改装後だから仕方なんいだけど、テーブルやその他があまりにもデパートの蕎麦屋ライク。せっかくの老舗なんだからその辺ちゃんとしてればもちょっと評価あがったかも。
恨み度:★★
店チョイス シャオ
2食目 お台場 pills
お台場で実物大ガンダムを散々見倒して、夕食としてチョイス。
現在、オシャレ女子の間ではパンケーキが流行しているらしく、その中でもpillsといえば、オーストラリアに本拠地を置き、かのハリウッドセレブ達がオーストラリアに行くたびに食しに行くという話。東京には表参道とお台場に2店舗。
店に入る前の客さばきといい、お台場の海が見えるテラス席、そしてベビーカーの中に入った犬といい、なんかもーセレブがセレブでセレブを語るような煮しめた雰囲気は楽しめた。
が。いざ席に着くと、若いウェイトレスが放り投げるように水を持ってきた。いや違う。十分丁寧な動作なのだ。ただ、彼女は手を離すタイミングが一秒早い。グラスがゴツ!とテーブルに当たるたびに首をすくめる我々。
配偶者は、かのトム・クルーズも愛食しているというパンケーキと、そしてお店のオリジナルドリンク、pills greenを。シャオはちょっとお腹が減っていたので、オージー・ブレックファスト(トースト、スクランブルエッグ、ベーコン、マッシュルームとソーセージ)にオレンジジュースをオーダー。
はっきり言うが、
今回の旅の最大の地雷。
まずpills-greenというドリンク。 これがとにかくマズい。それもそのはず、メニューの素材表に「キュウリ」としっかり書かれている。その点はシャオも気がつき、配偶者に注意喚起もした。そもそも、アメリカ人というのは、キュウリというものに過大なほどの「クール」さを感じているらしく、健康食品に限らずすぐに放り込みたがる。結果はわかるだろう。
そして、これはシャオのオレンジジュースにも言えることだが、温度がぬるい。いや、そりゃそうなんだ。一から絞ってりゃ冷えてる方がおかしいんだ。だけど、ほら、なんつーか、氷入れるとか、なんか知恵を効かしませんか。
まあ、止めたのにgreenを頼んだ配偶者の自業自得だ。こちらはその後、ブレックファーストが皿に盛られて出てきた。ふむ。外見は合格。ちゃんとしたブレックファストだ。では。
……なんですかこの暖かい、味がしない物体は。
視線を泳がせると、テーブルの隅に塩と胡椒のビンが置いてある。通常、調味料をごってりかけるのはカッペのすることだ。(フランスなどでは、料理に少しかけただけでシェフが怖い顔で「私どもの料理に何かご不満がございますか?」とかすっ飛んでくるとかこないとか) が、その信念を打ち砕くこの生暖かい物体を食するにはやむを得ない。まず胡椒、そして次に塩をかける。
……あの。舌の両端で塩味と辛味がわかるんですけど。
そりゃそうだ。味を感じる味蕾細胞は実は舌に拠点的にしか存在していない。通常の食物の場合、それが複合部分にまたがって感じられるために「味わい」なるものが存在する。(もうちょっと補足すると、実は辛味というのは味蕾ではなく、実は「熱い」という神経細胞なのだが) つまり、このソーセージやスクランブルエッグはマジモンの無味無臭ということになる。
まあしょうがない。ここはパンケーキが売りの店だ。せめて配偶者のパンケーキだけでも……と見上げると、一心不乱にメープルシロップでパンケーキを水浸しにしている女がいた。ああ。そちらもですか。
そうそうに腹に詰め込み、そそくさと会計をお願いする。パンケーキの店でテーブルチェックもないもんだが、と思いつつ示された金額にシャオは腰を抜かしそうになった。
この無味無臭の塊に5,000円以上払えと???
その日、お台場海浜公園で海を見つつ語らい合うカップルの中に、延々延々食い物の恨みを語り続けるカップルが一組いたことは記録としては残っていない。罰ゲームにオススメ。
恨み度:★★★★★
店チョイス:配偶者
3食目:三井ガーデンホテル*朝食
「朝食は築地でお寿司よ!」と高らかに宣言した配偶者の命を受け、それなりに調査していたシャオさんであるが、配偶者が手配したホテルのチケットを見て「朝食付き」がついてるのを見て目玉ドコー。なにこれ? 「だってここのホテルは朝食が美味しいのよ!」……お寿司は?「食べるわよもちろん!」 ……まあいいですけどね。バイキングですし。
昨日のリベンジを兼ねて トースト、スクランブルエッグ、ソーセージ、ベーコン、そしてサラダを少なめに。
美味しい……。
いや違う。これ美味しくない。いや美味しいけど。普通に卵とソーセージとベーコン炒めりゃこうなるんだよ! 昨日のがおかしいんだよ!
唯一の難点は、これから「寿司」なる高級フードを食うのに、ついつい食べ過ぎてしまったぐらいか。これはぜんぜん相手側の落ち度じゃないんだけど。
恨み度:★
店チョイス:配偶者(?)
(続く)
]]>
あけましておめでとうございます。
http://shaoz.exblog.jp/20642289/
2015-01-03T22:22:04+09:00
2015-01-03T22:22:16+09:00
2015-01-03T22:22:16+09:00
shaonanz
日記
今年もよろしくお願いします。
というわけで、今年の年賀状の基本形はコレ。相も変わらず大人げなく生きていこうと。
こんな40代が生きていける日本というのはとても幸せだのう。
]]>
昔物語
http://shaoz.exblog.jp/20395703/
2014-11-18T19:05:00+09:00
2014-11-19T19:05:51+09:00
2014-11-18T19:05:47+09:00
shaonanz
日記
ひとつだけ言っておけば、真実は、人の数だけある(いきなり逃げかい)。
☆
さて、実はシャオは「さだまさし研究会」に所属したことがない、と以前書いた。
だいたい、さだまさし「ファンクラブ」ではない。さだまさし「研究会」なのである。歌手(当時。若干小説家も入っていた)たるさだまさしの何を「研究」するのか意味が分からないと普通の人なら思うのではないだろうか。なに?単なる私設ファンクラブの名前だろうと? それだけなら、おれはこの文章を書いていない。
そこには、大げさに言うと「時代」というものがあったのではないかと提唱する。
時代その1:さだまさしはメジャーではなかった。
今でこそ、モモクロと一緒に歌ったりしているが、1980年代後半のさだまさしというのは、決してメジャーな存在ではなかった。アイドルと歌うなど考えられない時代である(無論、これは「アイドルの側が拒否する」であって、「アーティストたるさだまさしが拒否する」という話ではない)。
特に地方都市の「さだまさしファン」などは学校レベルで、よくて1~2人いればいい。みたいな話であった。また、当時タモリの「ネアカ、ネクラ」による二項分類で「ネクラ」に属してしまったさだまさし好きは、自らの趣向を表に出さず、ぶつぶつと下を向いて「それでもさだの歌はいい」などと、まるで地動説を唱えた学者のように忍び難きを忍んでいたのである。
時代その2:通信インフラがあまりにも貧弱であった。
どんなにマイナーなアーティストが好きでも、twitterだのfacebookだので「〇〇を応援するコミュを作ろう!」と言えば、まあ10人ぐらいは集まる(集まらないとしたら、そのアーティストって本気で人気ないんだと思う)今と違い、電話は家電、一人暮らしでも留守番電話が関の山だった時代である。また、家電はその性質上、話したことが「家族に聞こえてしまう」リスクを避けがたかった。だらだらとさだまさしの話で電話してようものなら、親から「電話代がもったいないから早く切れ」とガチャ切りされてた時代なのだ。また悪いことに、当時は「長距離電話」というものが思い切り高価だった。定額制など夢のまた夢の時代である。かといって友人宅に長居するのも限度と言うものがあるし、かといって手紙では、どんなに頑張っても数日感覚のタイムラグが開く。
時代その3:そして大学と言う自由
さだまさし研究会、というのが「大学」に偏在していたのは、上記の2点をクリアすることができたからだ。まず、どんなに田舎の大学でも、大学であれば千人単位の数がいる。4年生なので4倍として4千人。500人の高校で2人のファンと言う条件を単純計算すれば、16人はいることになる。(例えば日本大学など、当時から万人単位で学生がいたはずだ。しかも、「授業を受けている学生」で)
しょぼい数だが、16人と言うのは実際に集まってみると結構なボリュームとなる。だって40人クラスの40%がさだまさしファンだと思ってみなさい。
また大学と言うのは部外者の立ち入りに比較的寛容で(例外:治安関係者)、例えば社会人が大学にいてもまったく不自然ではない。(社会人クラスもあるしな。ちなみに今、シャオが近くの高校のキャンパスに入ったら次の日は3面記事写真入りで掲載だ)。つまり、面と向かってのコミュニケーションが、しかも大学の施設を使って行える。このインフラ整備は大きい。
まあ、無論、今までのは原則論的な話なのであって、例えば高校時代に「さだまさし」「隠れさだまさしファン(←今考えると笑えるフレーズだが)」が複数いた場合はこの限りではないし、「社会人限定」を謳って構成員を募った団体もあった(大学さだ研は、やはり平日活動が多くなる)。が、やはり、〇〇大学さだまさし研究会、というのが乱立をしたのは、上記の1,2をクリアすることができた多くの人間が3.の「大学生」という身分を有していた、という事ではないかと思う。(また、大学=研究というシャレも利くことになる。誰が考えたか知らないが―俺が仄聞する限りでは「京都大学さだまさし研究会」が一番最初だったとは思う—、秀逸なネーミングだと思う)
とにかく、あの頃はみな情報に飢えていた。繰り返すが、さだまさしは「メジャーではなかった」のである。文化的にマッシブな―多様性のある―関東圏はともかく、地方都市に行けばいくほど情報がない。ファンクラブに入ろうと思っても、そのファンクラブの申し込み方法すら初期の段階では判らないのである。
また、それに「さだまさしのセイ!ヤング!」というラジオ放送が、連帯感を煽った。そこでは、不完全ながらも「葉書」による2WAYコミュニケーションが成立していたのである。例えば「富士山はどこから見えるのか問題」 。ラジオで具体的に富士山が「見える」地名が上がっていくのはともかく、「計算上は〇〇から見えるはず」「もっと遠くだけど見える」「計算上は見えないけど」「地球は丸いぞ」でオチがつくのを1か月かけてしたり。あと「両親と一緒にテレビを見ていたときいきなり裸のシーンが出てて来たら目のやり場をどうするのかを考える会(略称はだめやりば会 」もっとも、これはタイトルを考えるだけで企画サイドも聴取者サイドも満足してしまい、グダグダに終わったのではないかと記憶している。
あえて言おう! さだまさし研究会とは、「さだまさしが好きなの? ネクラー(嘲笑)」されていた時代において、存在意義を認識してもらえる装置だったのだと! おお見よインターナショナルの鐘の音が、同志我らにとって福音があるように、終わりなき運動もまたひとつの活動なのだと!(どどーん!!)
(閑話休題)
とまあ、長々と書いてみたが、シャオ自身は、と言えば、やはり、原宿にあったさだまさしの店、A WEEKでリクルートされたというありがちなことだったりする。もちろん、以前書いた通りさだまさし研究会ではなかったのだが、俺からしてみればアコギ弾いてさだまさしの歌を歌って「拍手がもらえる」環境はあれが初めてだったのである。(高校時代は何をしてたかと言えば、これは実のところALFEEとか弾いてたのであって、一曲だけさだまさしの歌を歌った時も「秋桜」を選んだ。当たり前だが皆「山口百恵とか古いなあ」と思って聞いてたはずだ)
シャオの時代はさだ研の設立時期ではなく隆盛期に当たり、こちらもライブ活動などしてる以上は「お客さま」に来ていただかないと張り合いがない。ましてシャオは一応プレイヤーであった(驚くなかれ、MC-HAPPIは照明係や受付係、記録係、PAまで「自前で」すべて調達できるユニットだったのだ。)ので、積極的に「さだまさしを好きそうな客」→「さだまさし研究会の所属員」をライブに誘うことにしたりする。やがてその人がまた騙されて(笑)、別の人を紹介してくださり……気が付くと今になってた、というのが正しい。
自分の大学でさだまさし研究会を立ち上げようという気力は、実は2年生の時になくなっていたし(というより、俺は当たり前に大学でしか取れない資格を取るために上京したのであって、さだ活動がメインだったわけじゃない)、2年間で「さだまさしでしか感じ取れないこと」以外にも「感じることができる」ぐらいには成長していたのだと思う。1993年、意識していたわけではないが、結果的にその辺から「さだまさしが好きな自分」と決別し、別の夢に向かうこととなる。
だが、今でも思う。あの時、そう、それこそ小学生の「ナベちゃん」が、「黄昏迄」を俺に聴かせていなかったらどうなっていたのだろうかと。少なくとも、俺はギターを弾いていなかったし、自分の歌を歌っていることもなかっただろう。今の仲間たちにも会えなかっただろうし、昔の仲間たちと20年もつきあってこれなかっただろう。
別の運命に興味がないわけじゃないが、
これはこれで、案外悪くない人生なんじゃないか?
]]>
「なぜ命を無駄にする?」「・・・誰かが・・・やらねば・・・ならないことだッ・・・!」
http://shaoz.exblog.jp/20279112/
2014-10-11T22:25:00+09:00
2014-10-11T22:31:07+09:00
2014-10-11T22:26:25+09:00
shaonanz
映画
かつて人斬り抜刀斎と呼ばれた伝説の人斬り、緋村剣心(佐藤健)。刀を置き、平穏な生活を送る剣心は、ある日、剣心から影の人斬り役を引き継いだ志々雄真実(藤原竜也)が京都でその名をとどろかせていることを知る。政府が派遣した討伐隊は志々雄を前に成すすべがなく、最後の望みとして剣心に白羽の矢が立つ。志々雄の野心を阻止すべく、剣心は京都へ向かう。<京都大火編>
海を漂流し流れ着いたところを、剣術の師匠である比古清十郎(福山雅治)に助けられた緋村剣心(佐藤健)。その後剣心は、山中で居を構え陶器作りに励む師匠に対し、飛天御剣流の奥義を教えてほしいと懇願する。一方、甲鉄艦・煉獄に搭載した大砲で一つの村を襲撃した志々雄真実(藤原竜也)は、政府に対して剣心を指名手配し、捕らえて処刑するように求める。<伝説の最後編>
うん。福山さん半分ぐらいいらないんじゃないかな?
特に「伝説の最後」編では、前編の「京都大火編」、ラストシーンで主演の佐藤健を差し置いてどうどうのドヤ顔でウーンキメッ!の福山雅治による飛天御剣流の奥義「天翔龍閃 」(これで、あまかけるりゅうのひらめき、と読ませる。今見ると中々にキラキラネームではある)の会得シーンが延々と続く。合間合間にカットを入れてストーリーを進ませようとはしてるのだが、なんせ福山さんはスター。おそらくスケジュールの関係だろうが、とにかく一日で詰め込んだ感アリアリなシーン(カットが変わらない、風景が変わらない、服もほとんど変わらない)が続く。福山スキーなシャオさんは耐えられたが、イケメン属性の配偶者ですら「途中で脱落しかけた」と言ったぐらいだからどうよという話ではある。
中編からは志々雄との戦い・・・ではなく、ここで原作でいう四乃森蒼紫との戦いが中途半端に描かれる。これがまた演じる伊勢谷さんが存在力あってなあ。それでいて、実はストーリーに全然リンクしないという違和感。ここで映画館を退出したら、シャオはおそらくこのブログを書いていない。
が、クライマックスに向けて、物語は爆発的に加速する。龍馬伝でおなじみの大友監督による、とにかく絵から逆算した演出が随所随所にピタリとハマり、見事に観客を「るろうに剣心」の世界に放り込んでくれるのだ。
まあ前半の福山師匠との尺から見て予想した通り、十本刀の扱いは雑さは特筆に値する。十本とかいいながら実質2.5本やんけ的な。クライマックス、4人が共闘する意味も原作通りだが全く意味合いが違ってくるというのもある。
逆に、志士雄の無双ぶりがすごい。なんせ、(まあ原作でもそうなのだが)4人がかりで連打しても「効かねえな!」と一言返して剣を振るう。嘘つけ、と思わせるチートぶりは演じる藤原竜也の狂気演技でカバー。「もっと楽しませてくれよ!」「てめぇじゃ役不足だ!」「なんだぁその剣はよぉ!」・・・すごいな改めて見ると。
ただ、もう判っていた。
おそらく、これが言いたくて大友監督はこの映画を撮ったのだろう。
「ぶざまでも、格好わるくてもいいから、とにかく生きろ、生き続けろ」
実際、クライマックスのシーンはどっちが主人公か判らない。ボロボロな剣心たちに襲いかかる無限の炎。手傷を負い、血や汚物にまみれ、それでも剣心たちは志士雄に挑みかかる。
シャオが嫌いな言葉に「勝ち組・負け組」がある。世の中、嫌になることがあると「俺はどうせ負け組」とか言い出すヤツが多い。下手をしたら自分で命を絶つ人間もいる。かつて、俺もどちらかというとそちらがわに落ちたこともある。
そうじゃないんだ、と大友監督は言いたいのだろう。どんなに酷い状況になろうとも・・・そう、今回の剣心たちのように、孤立無援になり、ただ己の力にしか頼れない状況になっても・・・それでも見せる「生きようとする意思」。それはなにより強いものだと。
後半、剣心は打ち負かした相手に言う。「一度や二度の勝負で正しさが決まるなら、誰も人生を間違えたりはしない」 と。
そうなのだ。生き続ける限り「戦い」は続く。「一度や二度の勝負」で「戦い」そのものを放棄するのはそれこそ負けなのだ。生きていれば、いつかは必ず「勝つ」時がくるのだと。
それをこの壮大な「フィクション」に込められたテーマであると、シャオは信じたい。
]]>
共産主義者にムカつきました。
http://shaoz.exblog.jp/20214468/
2014-09-20T22:15:00+09:00
2014-09-20T22:17:05+09:00
2014-09-20T22:15:36+09:00
shaonanz
日記
とにかく、Apple製品の何が便利ってicloudの便利なこと便利なこと(もうちょぃストレージがあればいいとは思う。せめて10GB)。あと同期機能素敵すぎ。ぽちっと押せばimacもipadもipodもすべて均一のデータに。今までデータの移行にどれだけ手を焼いたことか知れないシャオさんはベタ惚れである。もはやキャー抱いての世界。
とはいえ、かげりは忍びくるもので。
きっかけは、どうでもいいことだった(まあ、往々にして世の中というものはどうでもいいことで一生が決まったりするのだが)。単身赴任(仮)のシャオさん、週末に家に帰るごとにipadとipadの充電ケーブルを持つのが煩わしくなってきた。
お金持ちなら簡単で、この同期機能がある以上デバイスは何でもいい。ipadを家と別宅に別々に置けばいい。はい論破。ただしお値段は最低4万円からです。大きく却下。
次なる手段は、そもそもipadを単身赴任先に置きっぱなしにしておけばいい。コストゼロ。だが、すでにシャオのkinde本のライブラリは300冊を超えている。それを週末に読むなと? 却下。
というわけで、一番穏当な手段として、「本宅にも充電設備だけ整えておく」という姿形を求めることとなった。どうせ必要なのはUSBケーブルとACアダプタだけだ。むろん、ゴミ同然のUSBケーブルだけでもいいのだが、imacのUSBポートは4つしかない関係上、できれば一つは空欄にしておきたい。(ハブというものを知らんのか、という方々へ。知ってますが嫌いなだけです。128個も並列につなげるものを信用できない) なのでACアダプタから直接受電が望ましい。(USBのハブは信じられないのにコンセントのタコアシは信じられるのかという方々へ。信じられます。理由は職業柄。以上)。
一応、シャオにも最近「部屋のインテリアデザイン」という概念が入ってきた(それまでは、敗戦直後の海軍省みたいな部屋で平気で暮らしていたのである)。いくら週末だけとはいえ、ケーブルが這うような生活はしたくない。スタンドはないのかな?あ、これ? ipad Dockってやつ買えばいいのかな?
さすがにそれだけの為に福岡天神アップルストアに進出する勇気はない。一応、シャオが住む雅なる平和都市にも「アップルストア代理店」なる不可解なものがあるにはある。おそるおそる進出。
なぜおそるおそるかと言えば、ここの店員、異様にぶっきらぼうなのである。お前らいっぺんっアップルストアにいって時給680円のバイトからやり直してこいとデッキブラシで顔をゴシゴシしたい連中ばかり(いや、単に俺が行ったときだけかもしれないが)。そして今回もまたヒットした。
3つの品を実際に手にし、「これはipadのACアダプタか」「これはipadの充電ケーブルか」「これはipadのスタンドか」と問いただしたシャオに対し、愛想もかけらもない顔で「ええ」と言い放った店員。
いいからシャオの前にきて土下座するつもりはないか。
ぶっちゃけていうと、こちらがわのミスである。シャオが持っているのはipadairであり、ipadではない。そんな単純な事実に気がついたのは、家に帰ったシャオがどうみても大きさの異なるコネクタピンに途方に暮れたときだった、
繰り返す。シャオは自分のミスを認める。自分が持っている製品の仕様を把握していないこちらが悪いのは確かだ。
が。
これが3品全てipad用であったなら、シャオはここまで怒りはしない。しかし、今回購入した3品のうち、ACアダプタと充電ケーブルはipadair用だったのに、スタンドだけipad用だったという、致命的な欠陥をなぜ指摘してくれない。
もし、シャオがipadを持っていたなら、スタンドには刺せるが充電が全くできない。逆にipad airなら、今の俺のようにスタンドが置物になる。この致命的な矛盾を指摘できない店員を配置するくらいならATMに会計だけやらせとけよ人件費の無駄だから、と激高してしまったシャオさんを誰が責められよう、(ちなみにレジは別会社のように優しい笑顔のお兄さんが明るく会計してくれた。商品説明できない店員はマジでいらないんだってばよ)
ちとアップルストアの神対応に慣れすぎたかなあ。一昔前は確かにやたらコンピュータ関係の独自規格が多く、いちいちピンの数まで確認していた(16ピンケーブルと18ピンケーブルとかほとんど同じサイズなんだぜ)頃と違い、うっかり買ってしまった分シャオさんの凹みぐあいは大変なものであった。
なお、今回で完全に見放す方向で行こうと思う。もちろん、Apple社ではない。地元の総代理店を、だ。もう100円単位のものでも、俺は地元で買わず、都合をつけてでも大阪・福岡・東京へ出向き、アップルストアから直接買い付ける所存。あと、Apple社のサポート窓口にクレームメール(意訳:あの総代理店を外せ)でも出そうと思う。つくづくApple社がアメリカの会社でよかったと思う。英語ならなんとか書ける。ドイツ語やタガログ語が公用語になってなくて本当によかった。
]]>
共産主義者になりそこねました。
http://shaoz.exblog.jp/20199022/
2014-09-15T22:09:00+09:00
2014-09-15T22:12:10+09:00
2014-09-15T22:09:31+09:00
shaonanz
日記
実際、操作してて楽しいんだよね。おまけに、iCloudを使えば異機種間のデータリンクが一瞬。
シャオさんは基本的にカバンとか持ち歩かない。常々、ウォークマンと携帯電話の二本持ちを鬱陶しいと感じてはいた。とはいえ、携帯に音楽データを入れるには、sonic stage ではハンディがありすぎた。今調べて見たら、Microsoft社もクラウドサービスはしてるみたいなんだけど、別にソニーに対応してないし、何よりやる気が微塵も感じられない。
また、シャオさんが忌み嫌っていたiPhone の小ささ(概ね、カッコつけのオッサンがiPhoneを使っているが、老眼のため、眼鏡をあげて見てる。あれ、超みっともなくねえか?)も解消してるくさい。(老いを馬鹿にはしていない。実は俺もさすがに、若干だが老眼が入ってきてる。が、今の携帯はArrowsのNXという、ヤケクソにデカイ画面なので、そんな無様な姿は見せてない)
合理的なのは、間違いなくiPhone 6に乗り換えだ。それが分かっている。Apple社の製品を使いつつ、iCloudという鬼便利なシステムを使わないのは不合理を通り越して馬鹿だよとすら断言できる。
が、である。
流石に配偶者の視線が厳しくなってきた。
もちろん、別に俺は配偶者のお金を使い込んでいるわけではない。とはいえ、この不景気な時代、少しでも貯金に回せと言うのは当たり前の考えだし、そもそも、彼女はデジタルというものを基本的に信用していない。本や音楽ならともかく、写真などは共有サービスへの登録は厳禁されている(これも一理あり、所詮クラウドデータなど、いつ流出してもおかしくないものなのである)。そんな彼女の旦那がデジタルがジェットに7桁の出費をしている。面白かろうはずがない。
そして昨日。
シャオと配偶者は二人でラブラヴデートを行なった。軽く食事をして、その後カラオケ(これがまた珍妙なカラオケなのだが詳細は省く)。そして最後はいきつけのBARで軽く飲みながらお喋り。
トイレに立った時、シャオは胸ポケットに携帯を入れていた。用を済ませ、洗面台で手を洗う。ハンカチを出そうとして前かがみになった時、胸ポケットから、 何かがポロリと落ちた。………携帯?
流しっぱなしの水の奔流に、確かに一回は浸かったそれを反射的に手で拾いながら、シャオは心の中で叫んでいた。
iPhone6!!!
新規なものを買うのは許せないとしても、修理なら仕方あるまい。そして今時の携帯事情、修理より新しく買った方がすっげー安いのも周知の事実だ。いける。これはいける。時代は今、ー俺に、俺に吹いている!!
まずはせいぜいしおらしい顔をして、事情を説明。同情の顔さえ浮かべる配偶者の前で、一応念のため、と携帯を再起動するシャオの姿は、贔屓目に言って、おためごかしを具現化したものだろう。
みょーん。
何事もなく再起動するArrowsNX 。
あら、よかったじゃない!とニコニッコ笑う配偶者に、俺は自分の浅はかな野望がガランガランと崩れ落ちて行くのを感じていた。
そして2日後の今に至るまで、俺のArrowsNXは煙も吐かず、薄情な持ち主に健気な姿で仕えている。
結論。ArrowsNXは意外と丈夫。
]]>
共産主義者になりました(2)。
http://shaoz.exblog.jp/20171382/
2014-09-06T20:57:08+09:00
2014-09-06T20:57:22+09:00
2014-09-06T20:57:22+09:00
shaonanz
日記
まあこうなるよねー。絵に描いたようなデジタルガジェット転落。]]>
共産主義者になりました。
http://shaoz.exblog.jp/20149206/
2014-08-30T14:41:19+09:00
2014-08-30T14:42:02+09:00
2014-08-30T14:42:02+09:00
shaonanz
日記
マック使い→マッカー→真っ赤ということで、わざわざ行ってきましたよ福岡天神アップルまで!
別に使ってたVAIOが不調になったわけではない。言ってしまえば、VAIOはいつも不調なのだ。よいVAIOとは、購入して初日から不調か、3ヶ月後に不調か、もしくは1年後に不調になるのだ。それでも使い続けるのがSONY魂。それがソニーリーベ団の証! だと思っていたのだが。
思い切りSONYがVAIOを見捨てやがった。
いや、ここでSONYの経営戦略を批判する気はない。不採算事業から撤退するのは当然だし、新生VAIOがこれからどんなPCをリリースするかも判らない。が、たちまち、新VAIOのラインナップにデスクトップPCはなく、そしてシャオのVAIOはといえば…購入半年でブルーレイだけが読み込めなくなるという謎現象が放置されて1年半という時期。「ブルーレイディスクが読めないのだが助けてくれ」というメールに、「よくわからないけど外付けブルーレイディスクで読めるんだからそっちで使っとけ」という、恥知らずなカスタマのメールにキレたのも確かだ。
まあ滅多にブルーレイなど見ないし、と放置していたところ7月の東京旅行で、銀座のアップルストアで待ち合わせというハイソなことをしたことが運命をある程度ねじ曲げた。
銀色で薄型の筐体。マウスというデバイスを実は非常に迂遠なものだと思っているシャオさんのために作られたようなマジックトラックパッド。そして親切な女性店員さん。まあ、年齢は俺より10歳は上だったけど、そのフレンドリーかつナレッジな案内は、「スマート」を信条としているシャオには非常に魅力的に思えたのも確かだ。
が。そのときはさすがに思いとどまった。大金かけての東京旅行中に、さらに6桁の追加はどうよという常識が勝り、かつ、まだまだ使えるVAIOのことも考えたのだ。いっぺん買ったものは使えるだけ使い倒すのが最上のエコだと思っているシャオさんには、「現在、現役で使える機種を買い替える」というのは相当な抵抗があったのだ。
が、これもまた確かなことなのだが…。実は車を買い替えたときに感じたのは、iPod、iPhoneのデファクト・スタンダード化だ。誰が命じた訳でもないのに、音楽関係はそれらを前提として設計されている。現在のHDDウォークマンの4,000曲をボルボにねじ込もうとして拒否されること数回。これはもうすなおにiPod使った方がいいんじゃね?と思い、どうせSonicstageからiTunesに切り替えるなら、データバックアップを取って、SONYのカスタマに現行機器の徹底修理を申し込もう。SONYの3年保証は、VAIOを切り離してもSONYで受けている。そう思い、手近なSONYの修理窓口へVAIOを持ち込んだシャオの目にうったのは。
「SONYサービスステーション閉鎖のお知らせ」
それがお前たちの答えか。
グッバイSONY。長いようで短い15年間だったな。アバヨ!いい夢見させてもらったぜ!(慎吾ちゃんで)
まあ、もともと、シャオがVAIOを使っていたのはデザイン性以外の要素がない。いや別にほかのPCがどうとか言わんけど、なんというんだろうか、最近のPCってみんなテレビになってるだろ。横にスピーカーがついたり、変な置台がついてたり。こう、見てて心が無駄にチリチリする感じのデザインがあまり好きじゃなくて。
で、銀座につながった訳だ。
デザインだけで選ぶなら、そりゃマックだろう。もともとデザインだけで売ってた会社なんだから(暴論)。操作性? 知らんな。だいたい、考えてみりゃCPUはintelなんだし。右クリックもできるし、と、地元の家電量販店にマックおくれ、と言いにいったところ、目玉ドコーな見積もりを突きつけられる。
え? こんなにするの? つかネットより2万近く高くね? と言っても「じゃあネットで買え」と言われるので黙っておくことにする。マックなのでお値引きができません、というのも理由になっているようでなってない気がする。その代わり、うちは5年保証がついてますから!えー、だって保障ったってApple社に持ち込むだけでしょ?あの会社が5年前の規格を大事に守ってくれますかね、ということを遠回しに言うと黙る店員。ああ、この人も判っている人だ(笑)。
じゃあいいや、と思った。ならアップルストアで買えばいいんだよ。最初は、マックに強い知人を無理矢理引きずり出して大阪のアップルストアに行こうとか思ったのだが、新婚さんなのに迷惑でもあろうし、なによりボルボの慣熟走行をかねると決定した際に大阪は消えた。大阪の町を昼間、他人様をのせて走る自信が全くない。
というわけで、一番手近な福岡天神アップルに狙いを定め出撃。つか、ぶっちゃけ福岡まで行ったのに、福岡はアップルストアにしか寄ってねえよw 普通に見てプラプラしてるとジーニアスさんがよってきてくれて、やはり気分よく対応(というか、アップルストアはひとつ、らしい。世界中のどこでも均一のサービスを受けられるようにしているんだとか)され、事情を話すと、「そこまで決めていただけているのなら」と、ちょっとびっくりするぐらいの金額が値引きされた(まあ調子こいてiPodも一緒に買ったからだろうけど)。
たちまち、OSごと変わった訳で、しかもシャオさん、週末にしかこのPCを弄れないという状況になっており、なかなか習得とまではいかないが、そこそこ楽しんでいる。このヌメヌメしつつも快感を得ることができる操作感に、いったいどれだけの人間が人柱になっているかと思うとさらに愛着がわくというものだ。とりあえず、マジックトラックパッド最高。
あとは、sonicstageからiTunesに移した故、曲名だけでアーティスト・アルバム情報どころか曲順、ジャンル別で登録しなければならない曲が6,000曲ほどあるのは、目を背けておこう。どうしようかなあ。ちゃんと整理してiPodに入れようかと思ったけど、下手したら年が明けるまで車で曲が聴けないんじゃなかろうか。なんのためにPC買いかえたんだ俺、という根本的な話はとりあえず忘れておくことにする。
]]>
今までどんな旅をしてきたんだろう。
http://shaoz.exblog.jp/20030733/
2014-07-24T22:24:00+09:00
2014-07-24T22:26:16+09:00
2014-07-24T22:24:48+09:00
shaonanz
日記
雨上がりの銀座の歩行者天国。雨が終わった直後のせいか、人が殆ど居なくて風が気持ちよかった。(銀座三丁目交差点)
俺の好きな東京。緑の樹、日の光、蝉の声。
(上野公園)
相も変らぬアキバ心。これ、単に軍艦のプラモデルでフィギュアではないのだが(笑)
(秋葉原某店)
ここからの景色は変わらない。心が触れ合ったことも心が離れたこともある場所。
(JR御茶ノ水駅)]]>
というわけで、物欲ネタなど。
http://shaoz.exblog.jp/19999660/
2014-07-14T22:58:12+09:00
2014-07-14T22:57:59+09:00
2014-07-14T22:57:59+09:00
shaonanz
日記
さて、いきなり車を買い替えたシャオさんである。
実のところ、買い換える気など殆どなかった。車検はまだ後一年残っている、余裕で動くアルテッツア。本来であれば買い替えの対象にはならない。いくら俺でも。
ただし、物事には何でも『例外』というのがあることは覚えておいて損はない。
きっかけは、やはり人事異動だった。
異動といっても、実のところ、本社までは車で片道30分。別に辺境というほどの場所でもない。ちゃんとコンビニあるし、ホームセンターあるし、普通にグリーンモスがある。高校も大学も、各種学校があることから、若者人口はすごく多い。部長あたりが、いわゆる「田舎へ飛ばす」という意思があった場合、それは思いきり裏目に出てるといいたい。つか、そもそも前のイゼルローン事務所(仮称)に比べればまだまだ生ぬるい環境である。
が、異動辞令を受け取った後、場所を検索したシャオは目を点にすることになる。ぐぐる先生による通勤時間は、無常の85分を示していた。
当社の社内規定は、自宅(生活の本拠として一回だけ設定できる)から、『90分以上』であれば、無条件で寮の貸与が認められる。が、85分って! ここで超オモシロな事例が起こり、シャオの猛烈なロビー活動と課長のヘタレ心がスパァクした結果、なんとか寮への入居を取りつけた。詳しくは詳細を省くが、会社生活、あと二週間で上司でも部下でもないと判れば、好きなだけお互い罵倒できる、でお察しいただきたい。
が、赴任して二週間後。シャオの目は新聞記事の一端にすえつけられた。ガイエスブルグ工場(今の勤務先)からシャオ家から5分のところに、高速道路のインターができていた。そういや何か工事をしてたが…と思いつつ、寮の貸与のとき、渋っていた連中もろともこれを知らなかったあたりに、ピカチュウ社の世間性のなさが知れる。
結果、シャオは片道20分(車ゆえ、よわキロで走れば15分も可)という、恐ろしく恵まれた環境を手にいれることになった。(ただし、片道800円。高速道路については、コストになることから寮のようにロビー活動は通用しない)
さて、そして、である。
いざとなればいつでも帰れる、でも平日は寮で、週末は自宅という、ある種の方々からすると「物凄く羨ましい」状態(友人いわく「何すか、その、家猫が別宅貰うような生活」)で、ちょっとした不具合が出てきた。
さて本題(驚くなかれ、ここまでが前置きなのだ)
その不具合は、最初は目に見えないものだった。が、徐々に感じるその感覚。そう。アルテッツアの劣化。
いや、これは俺が悪い。車検以外に禄にメンテなどせず、しかも10年落ちの車である。いつものお買い物車なら持て余すパワーもスピードも、高速道路では実に不安定な挙動となって表れだした。
もう電送系は、正直ライトとウィンカー以外は完全作動をしているほうが少ない。オーディオ系は全滅で、唯一生き残ってるのがMDだけ。頼みだった剛性はヘタレはて、MTゆえの機械消耗はごまかすゆえもない。あげく、エンジンだけは完全に整ってるから余計始末に終えない運転になってくる。
さらに、帰宅時間も問題となった。シャオの家を訪れた人間なら誰も口にする「素っ頓狂な駐車場」は、ご近所なかをたっぷり2分、切り替えしが悪いと5分はかかる。一口に言うが、バックで5分というのは案外長い。そこにアルテッツア特有の低音デロデロエンジン音が響く。これは、昼間出て夕方帰るお買い物車ならともかく、深夜に近い(当たり前にガイエスブルグ工場には残業がある)場合は。近所迷惑もはなはだしい。
というわけで、なんとなくの情報収集は、事前にしていた。そして驚愕の事実。
アルテッツアと同等の幅のGT車は、日本には殆どない。
(GT…この場合は長距離走行)
幅の狭い車ならもちろん、いくらでもある。軽でもいい。が、高速道路を「いつでも帰る」とするには、あまりにもスペックが足りなさ過ぎる。おまけに、シャオ夫妻は国内の旅行が大好きで、鹿児島まで車で8時間掛けて行っても苦にならないおバカな面がある。これは、軽やデミオクラスでは、おそらく満足できない。
アクアにも試乗したが、正直「この値段でこのスペックはすごい。が、これは俺たちの車じゃない」と配偶者と確認するだけにとどまった。
しかし、日本車は、まだまだ「車格」というものがあるらしい。いわば、ステイタスとしての車、という側面だ。いわゆるGTカーは、どいつもこいつも幅広(というより、アルテッツアが特殊な思想で作られたとしか思えない)で、最小旋回半径もえらく広い。それ以下になると「単なる近場へのお出かけ車」になってしまう。
一方、外国車は、いわゆる「ダウンサイジング」というのが流行らしく、Cクラスというカテゴリに、持てる最新技術を放り込むだけ放り込むのが流行っている。(まあ、それでもアルテッツアよりも幅広だが、ミリ単位の話だ) 排気量も1.6リッターのターボつき。一昔前なら死んだデンデン虫がエンジンの上に乗っかっており、「ガソリン屋の懐を太らせるみたいなもんだ(三沢自動車の某エンジニア)」と言われていたが、現在はそれが燃費向上のためというんだから世の中油断できない。
結局、カタログスペックで候補に残ったのはメルセデスA、アウディA、そしてボルボV40、国産車としてレクサスCT。
まず、ディーラーの態度の悪さと知識不足でメルセデスが脱落。
(もっとも、スポーツカーテイストなクセに、前が見にくい、という基本設定でダメだったのも確か)
レクサス。俺に言わせれば「俺は車が欲しいのであって家電製品じゃねえ。あと高すぎだバカヤロウ」 配偶者には至っては「なんか違う」という非合理に尽きる理由で脱落。
正直、ディーラーの丁寧さは恐らくピカイチ。車に関してもスペックも旋回性も文句はつけれないと思う。ただ、人間が相手すりゃいいってもんでもないだろう。車の中で専用のサービスに電話すれば、自車の位置をGPS検知してオペレーターが「ラーメン屋」の場所をカーナビにサービスしてくれる、という超いらんサービス有。(正直鳥肌が立つほど気持ち悪かった)
アウディ。実は検討しただけ。配偶者の「会社で乗ってる人が多い」でケリがついた。単にそれはお互いを納得させる言い分に過ぎず、「なんか違う」と思ってたのは間違いない。あとすっげー高価。なんだよ700万円とか。
で、最終的にボルボが残った。が、これも明確な理由はない。というのも、おそらく最初の試乗でケリがついたからだ。文句なし。おまけに鬼のように値引きと超高額な引き取り(10年ものの中古車に、50万円という買取をつけるものどうかと思う。もっとも、年数の割に総キロ数は少なめで、色は黒、事故歴ナシ、MTというのが効いたのだと知った。物好きには生きづらい世の中なのかもしれない。そういや見ないよねFRのMT車) 実際、お高かったんでしょう?の言葉には「安くはないがぶっちゃけそんなに高くない」としか言いようがない。
まあ、この値引きの理由はわかっている。おそらく、これ、日本で引き取りすぎたんだと思う。ノーマルな状態で旋回半径5.7mというのは、絶対に逆メリット。今回の値引車は本来17インチ設定を16インチ設定にして、旋回半径5.2mとレクサス・メルセデス同等にした。だからカーオブザイヤーとか当てにならんとあれほど言うに。
契約から二週間で納車、というのも、なんというか余りすぎの苦労がしのばれる。それなりにエクステリア・オプションをつけ、後窓のシェードの色まで指定したのに2週間て! プラモじゃねえんだぞ。
そこはかとなく余りもんの匂いが付きつつ、納車となったボルボ君である。本人曰く「ボルちゃんと呼んでください」と言っているそうなので、今後はその名前で。あと、配偶者。三十路の後半に足突っ込んだ女が不思議ちゃんを演じないでください。
まあ、この車、納車から1週間で思いきり右サイドを家の土台にキスさせてしまい、すぐにディーラーに逆戻りして10日ほど代車ですごしたのは内緒の方向で行きたい。大変に縁起が悪いので、神社に行ってお払いなどした後は、無事に稼動していることから、一応神様への仁義は切れた模様。
おそらく、現役最終の車になるんだろうな。シャオは車を買うと10年近く乗る。次に買うのは50代前半…その頃、新車よりももっともっとキャッシュが必要になってる(家のローンとか家のローンとか家のローンとか)のを想定するに、最後の「楽しめる」車だと思って慈しんで乗ろうとは思う。
]]>
6か月の遅刻~Marina del Rey
http://shaoz.exblog.jp/19992517/
2014-07-12T19:01:00+09:00
2014-07-12T19:06:24+09:00
2014-07-12T19:01:42+09:00
shaonanz
日記
昨年は、更新とは言えない更新を繰り返し、今年に至っては年賀状以外の更新をストップしていた。これはFacebookやmixiで俺の友人には近況が報告してるしーだいたい、ブログで女の子と出会いとかねえし 、という本音とはあまり関係ない。
ありていに言ってしまえば、体調不良が悪化したことと、左遷 異動が決定したことによるドタバタである。特に最悪だったのが異動期直後。正直、動けなくなるぐらいまで腹痛(じゃないな、明確に傷口が傷んでから。お腹の切り傷の痛み)が悪化していた。(したがって、この7月期の段階で、シャオさん、9月に長期休暇を取る以外は、年末までは少なくとも休めない)
なんせ、体重が一昨年72キロ、体脂肪25%だったのが、今現在、シャオの体重は56キロ、体脂肪7.9%というとんでもないウルトラダイエットを達成したことになる。
こう書くと、特に女性陣から「あたしもそんな病気になりたいわー」とか言い出すヤツがいるのだが、ならテメエと代わってやんよ!とシャオの本気の視線のレーザービームを食らうことになる。他人様の病気を捕まえてなんてこと言いやがる。
ダイエットなんて単純なのだ、かつてシャオさんと親しい女友達が「ダイエットなんて簡単です。食べなきゃいいんですから」というのはその通り。なおその方は、清楚系美人女子でありながらDカップという「漫画か!」というスタイルの持ち主だった。一緒にいると、周囲の男どもの視線は彼女に集まったものだ。
シャオにしても、やせたのは普通に食べなかった、というより食べれなかった、ということが大きい。とにかく、全く体に異常がなく、かといって痛みを感じているのは知覚過敏以外考えられず、そして飯を食えば腸が動く。この動きが痛みとなるなら、なるだけ腸を刺激しない、あるいは、刺激したとしてもごく短い時間で収まる(消化が良い)ものを食べざるを得ない。結局シャオが選んだのは、朝)ウィダーインゼリー 昼)ウィダーインゼリー 夜)卵うどん という、今時どこのボンさんでもしとらん修行僧のような食事だった。
さて。一方でシャオの身分は会社員である。おまけにエリートたる社長直轄である安全保障室。期待されていた分、特に、自分を招聘してくださった課長が異動して新課長になった後が扱いがひどくなった。会議室での「ご指導」が「説教」→「罵倒」に変わるまで1か月を要さず、周りの同期たち(すでに係長クラス)から、「なんでシャオに、あの人、あんだけ酷い扱いしとるんだ?」と疑問を呈されたすぐあと、マッハで異動辞令が示された。聞いたこともない場所にある7名ほどの事業所。2週間後には着任せよ、という命令を受領。「お前もバリバリ働くか、会社にしがみつくだけ人生でいいのかよく考えろ」という、涙が出るほど温かい言葉で送別された。形式的に送別会には出席したが、二次会は体調不良を理由に欠席。(主賓が送別会に出ない段階でどんな状態であったかお察しくださると嬉しい)
ところが、である。行ってみれば、左遷先と思っていた事業所、社員は7名しかいないが、協力会社の方々が200人いるという、ごっつぃ工場。当たり前に24時間操業。そして事務は俺一人。
工事系以外の伝票は結局シャオの目を通すことになり、そして実質、チェックは行われない。(係長も技術系なので、数字合わせぐらいしかできない。) ぶっちゃけ、法律違反はしていないが、今すぐここに監査の人間が来たら、どうにも説明ができないほど社内的な規定とかみ合っていない。おまけに、前の事務系の人間は定年退職で連絡が取れず、しかもたっぷりある有給消化のため、10月から休んでいたという。残りの数か月は誰がやってたんですか? と聞くと、技術系の人間が分担してやっていたとのこと。ブルーチップのように集められる伝票は、それ自体がすでに地雷。振込口座を間違えて、あわてて切った修正伝票の口座番号がまた間違っており、その段階でシャオが着任、のような伝票が当たり前のような顔で俺の机のフォルダ内に収められることになった。
ひとしきり前任者を心の中でぶち殺した後、おもむろに作業を開始する。来年には絶対監査がある。その時までに「間違った伝票に対し、1回は理由が付く説明をできるようにすること」「新しい事務システムの構築」がシャオの双肩にのしかかってきた。
さて、この状態で上記のようなウィダーインゼリー中心の生活を続けるとどうなるか。言っておくが、脳細胞をフル回転させると、それなりにカロリーを使う。なんとか薬で騙し騙し生活していたが、ある日ペインクリニックに行ったシャオは、ペイン女医(ドS女医と区別するためにこう書く)から「…顔色悪すぎ。おまけに思い切り体重落ちたでしょ? 今何キロ?」と聞かれた。当時、40キロ台まで落ちていたのでそれを報告したところ、ため息を一つついたペイン女医はこう言った。
「もともと痩せてるからそこまでとは思わなかったけど…。
もう手段選んでる場合じゃないわね。
神経ブロック注射やろう。少し危険性があるから躊躇ってたけど、
このままじゃ、シャオさん、
遠からず栄養失調。というより…もうなってるかも…」
神経ブロック注射とは、詳しくはググってもらえばいいが、基本は脊椎の神経系に直接麻酔薬を注射することにより、神経を無理沈静化させる。大抵の痛みは沈静化するが、乱用すると正常な痛覚関係まで麻痺してしまうため、ペイン女医はギリギリまで使わないようにしているとのことだった。
合わせて、(これは俺が最後まで嫌がったのだが)抗鬱剤の処方。別に抗鬱剤を投与されるのが嫌だったのではなく、機械的なピカチュウ社、服薬の事実がしれれば、産業医からどんな指示がでるか知れたもんじゃない。実際、職場への本格復帰が認められtのは「抗鬱剤の投与が終了したから」という、お前それ医者じゃなくてもできる判断だろ」というものだった。それに対してペイン女医は「服薬の事実が知られることはないし、いざとなれば自分が『あくまで痛み止めである』と文書で回答する」と保証してくれたので受け入れる。
それでも、なかなか治らなかった。が、なんとか最近、「週末は、とにかく寝る」というサイクルから、「配偶者と一緒に出掛けることができる」まで復活した。また、最初の数か月の奮闘ぶりが認められ、現在のシャオは「何年も解決できなかった問題を、本社に乗り込んで1か月で解決してくれた」という人間となっている。(元古巣に行って担当者をしめあげ、かつての上司に『ほーらこんなスクラップがー』と脅かした結果、2週間で解決した。かつての上司曰く「……スクラップ持って本社乗り込んでくるやつを初めて見た…お前はアレか、40歳超えてなんでそんな熱血サラリーマンしてる」だそうである、
というわけで、そろそろブログも再開します。まあ、見てる人間とか知れてるとは思いますが、よろしくお願いします。
特に、制服女子高生のみなさんお待ちしてマッス☆
]]>
https://www.excite.co.jp/
https://www.exblog.jp/
https://ssl2.excite.co.jp/